2018.05.06犬のお役立ち情報 , 犬の食事

犬のph(ペーハー)とは?犬のphを食事でコントロールして尿路感染症を防ごう

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はじめに

「尿結石」「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」や「尿路感染症」などは、犬に比較的多くみられる泌尿器の病気で、一度かかると慢性化しやすく、食事のケアが必要となる場合があります。

 

これらの病気は、尿のpH値が深く関わることが特徴です。今回は犬の尿のpHと尿路感染症を防ぐ対策について、ご紹介します。

 

尿の「pH(ペーハー)」とは?

「pH(ペーハー)」とは、水素イオン指数と呼ばれる「水溶液の水素イオン濃度を表す単位」で、水溶液が酸性か中性かアルカリ性かを判別する指数です。「ピーエイチ」と読むこともあります。
pHは0~14の間で示され、真ん中のpH7.0が中性です。数字が7.0より少なくなるほど酸性となり、数字が7.0より大きくなるほどアルカリ性となります。

 

犬の尿の正常値はpH6.2~6.4前後で、犬の尿のpH 値が正常値から大きく外れている場合、腎臓や膀胱など泌尿器に何か問題が生じていると考えられるでしょう。

 

また、尿が酸性かアルカリ性かによって引き起こされる病気は異なります。酸性の場合は、シュウ酸が膀胱内でカルシウムと結合する「シュウ酸カルシウム結石」が、アルカリ性の場合は、尿中にマグネシウムが多くなる「ストルバイト結石」が考えられる病気です。

 

pH異常から引き起こされる病気や症状

尿のpH が異常だった場合の犬の病気には、「尿路結石症」の他にも「尿路感染症」があります。「尿路感染症」とは、尿路の一部分が細菌、またはウイルス感染し炎症を起こす病気です。
急性尿路感染症では、普段は何度も排尿したがるのに量が少なかったり、まったく出なかったりします。

 

また、最後に血が混じったり、白く濁ったりすることもあります。尿がアルカリ性に傾く犬のストルバイト結石は、多くの場合細菌による尿路感染が原因です。尿道と肛門が近いメスは細菌感染しやすく、ストルバイト結石が多い傾向にある一方で、オスは尿道が狭く長いため、結石が詰まりやすいという特徴があります。

日頃の食事からpHコントロールを

尿のpH は、腎機能の状態によって変化します。そのため尿のpHは、食事を尿路疾患用のフードにすることである程度コントロール可能です。

 

例えば、尿が酸性になることで起こるシュウ酸カルシウム結石になった場合は、アルカリ性に近づくようコントロールし、たんぱく質も制限した食事を与えてください。
反対に、尿がアルカリ性になるストルバイト結石では、酸性に近づくようにマグネシウムやリンを少なくした食事でpHをコントロールしましょう。
これらの食事管理は、尿石の状態やpH値によって異なります。そのため動物病院で獣医師に診察を受け、指示通りに療法食を与えることが大切です。定期的な検査や診察を受けて、pHをチェックしてもらうことも忘れずに。

 

また、普段から水分を多くとらせることも重要です。水を多く飲むと尿が増えることになるため、尿中にたまる結晶や細菌をうすめて排出することができます。あまりお水は飲みたがらない犬や、水分摂取が減りがちな冬は水分量の多いウエットフードを与えると良いでしょう。

 

おわりに

「尿結石」「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」や「尿路感染症」などは、pHが乱れている犬によくみられる病気です。これらの病気は、尿のpHが酸性またはアルカリ性に大きく傾いていることを示しています。

 

普段から食事のミネラルバランスに注意をし、水分を多めに摂取させ、pHをコントロールすることで予防は十分可能です。犬が尿をするときの様子や尿の色などをチェックして、いつもと違ったり、おかしいと思ったりした場合は獣医師の診察を受けるようにしましょう。

 

~愛犬の健康を一番に考えたフード~

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